除菌システム

7月25日に「う蝕予防のための除菌システムとフッ化物の応用」の講習会に行って来ました。

場所は有楽町駅前の 東京国際フォーラム でありました。

講師は花田信弘先生(鶴見大学歯学部探索歯学講座教授)で、3DS,PMTC等除菌療法のお話や、予防医学の観点から口腔内細菌と口腔環境についての考察を拝聴しました。

メタボリック・ドミノは末期になって治療しても手遅れで、疾患の進行を川の流れに例えると、健康を損なう前とは川の上流部で、そこには栄養摂取に関わる咀嚼や咬合等、歯科医学があります。

重要なのは口腔内細菌で、それが生体に様々な影響を与えている事が近年解明されてきています。

そこで、メインテナンスをう蝕や歯周病の再発予防という口腔内限った考えでなく、もっと深い意味で捉えなければなりません。口腔内を無菌化する事ではなく、古いプラークや悪玉菌を取り除き善玉菌を優位に口腔細菌叢のリセットをしてあげるのです。また、総合的治療システムの1ツールとしての効果的使用法、常在細菌叢が天然のシーラント、第一大臼歯裂溝にMS菌を定着させないためには第二乳臼歯への関わり方等、お話は多岐にわたり非常に興味深く、他の3人の講演が退屈な程でした。

お昼休みに、外にでてみると「ごはんミュージアム」という所があり入ってみると

五つ星お米マイスターの作った米を販売していたり、お米に関するクイズコーナーがあったり

お勧めです。

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