歯科矯正
一般に歯並びの悪さは、アゴの長さに対して歯列の長さの方が長いことが原因です。
そのため、アゴに収まりきらなかった何本かの歯が列から飛び出してしまいます。
従来の矯正法は、先ず歯を抜いてスペースをつくりワイヤーで移動させながら歯並びを整えます。
一方、砂田歯科医院では、歯を抜かずアゴの方を広げてスペースをつくります。
これが、元々ヨーロッパで発展した「床矯正」という方法です。
歯を抜かないというのが、床矯正の最大のメリットだと砂田歯科医院では考えています。
個々の症例により異なりますが、床の装置は1年間で通常2~4個が目安です。
床の装置は、1個66,000円(消費税込み)です。
床矯正は正しく使用すれば辛かったり、痛かったする方法ではありません。
しかし簡単で楽にできる方法でもありません。
簡単なカウンセリングのあと、まずは歯形を作ります。
歯形を元に技工士が手作りするのが、床装置(しょうそうち)と呼ばれる器具です。
ネジによる開閉式で、0.1mm以下での調整が可能です。
目安は1ヶ月1ミリ程度拡大し、十分にアゴが広がれば、歯は自然に動いてゆきます。
プラスチックで出来た器具で、一人一人の歯形に合わせて手作りします。
歯の移動が進むと、途中で新しく作り替えます。
自分で付けたり外したりが出来ます。
床装置を付けるとちょっとしゃべり辛くなりますが、床矯正のメリットは1日12時間の装着で良いこと。
いやな場合は、学校などでは付けなくても大丈夫です。
始める年齢や治療目標によって異なりますので、矯正相談の時にお尋ね下さい。
できれば犬歯が生える10才後半より前に治療を終えるのが理想です。
一般に歯並びの悪さは、アゴの長さに対して、歯列の長さの方が長いことが原因です。
大人でももちろん床矯正は可能です。
その場合は治療期間を通常2年以上見る必要があります。
広がるのは、アゴといってアゴ骨格ではなく、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)という部分が広がるだけです。
ですから、決してアゴの外見が変わる訳ではありません。
逆に床矯正によって、顔の表情が改善されることも期待できます。
萎縮したアゴを正しく育成するのが、治療の目的です。
結果として、自分本来の表情を取り戻すことが出来ると考えます。
床矯正は、全国2000カ所以上の歯科診療所で行われています。
実際には、床矯正が適用できる症例とできない症例もあります。
治療前にしっかりと相談して頂き、最終的な治療方針を決めるとこが大事ですので、 まずはご予約・ご相談ください。
抜歯が必要な矯正の場合、適切な医院を紹介させて頂きます。